Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2013年9月2日月曜日

読書『なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?』田中裕輔著

なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?

「買ってから選ぶ。」靴の通販ロコンド(同じような業態でいえば、まっさきにアメリカのZapposが浮かびますね)の代表取締役の田中裕輔さん(@Yusuke_Tanaka)の『なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか』をバイトの休憩中に読みました。
田中さんのキャリアパスはかなり輝かしくて、一橋経済を卒業した後、マッキンゼーに入社、途中バークレーでのMBAを挟んで、26歳で史上最年少のマネージャーに就任。
現在は上記のロコンドの代表。


本書では大学時からマッキンゼーへ至るまでの経緯、選考フローや対策、就活生にとってはOB訪問で間違いなくかじりつくであろう内容が守秘義務の範囲内で惜しげもなく開示されています。
かなり参考になります。




マッキンゼーで有名な「イシュー・アナリシス」や「インパクト志向」についても、随所で言及されており、田中さん自身の核になっているのだなーと改めて。

ツイッターなどを見ている限り、とても気さくでフランクな方。それでいてパワフル。
本書のタイトルにもなっている問いに対する答えはシンプルで、有り体にいえば「社会にインパクトを残すため」となるのでしょうが、その為の強力なトレーニングの場としてマッキンゼーほど魅力的な場もそうないというのは出身者が物語ってますね。
この辺の話は東洋経済オンラインでライフネットの岩瀬社長と田中さんの興味深い対談記事がありました。「岩瀬さん、優等生キャラは疲れませんか」それと合わせて、違った角度から現況のコンサル業界の見方を与えてくれるのが猪子さんとの対談「猪子さん、マッキンゼーは嫌いですか?

息抜きでこの手の本を挟んでいくのは大事かなーと。
こういった細かいインスピレーションの蓄積がいざ「マインド・サーチ」をするにしても、材料になるとは思うので。

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