Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2013年1月5日土曜日

「やればできる」なんてウソっぱちだ


Pathで友人のうっくんが共感せざるをえないポストをしていたので、少しだけ考えてみる。


「やれば誰にでもできる」論に関してはずっと同意できずにいた。なぜかといえば、身近にやってもできない人を知っているから。それは姉で、姉はいくら頑張っても勉強ができなくて、どれだけ簡単に説明しても理解できない頭を持っている。それを知っているから「やればできる」って言ってるヤツは、彼/彼女ができるだけであって、できない人を蔑ろにしているようにみえる。もちろんだからって姉のことをディスっているわけではなくて、得意なこともあるし、勉強だけはどう頑張ってもできなかったというだけだ。だから根底にある考えとしては、「無理なものは無理。その代わり得意なことがどこかにあるはずだからそれを見つけ、伸ばすことが大事」ということだ。その得意なことがどうみても無用なものだとしても、きっと何かの役に立つ。それは約20年間ストリートファイター(ゲーム)をやり続けた男がそれをついに職業にしたように、何かに役立たせることができるはずだ。

おおまかに言うと、このようなことを言っていた。
ストリートファイターの男とは梅原大吾のことで、彼が一介のゲーマーから日本初のプロゲーマーにまでのし上がる物語は彼の自著『勝ち続ける意志力』 に詳しい。



ジョブズが言う、「点と線」の話も梅原大吾がいう継続力もきっと同じ事を言っていて、ただひたすらに突き進んでいけば、いつか光明がみえるはずだということだと思う。
そういえばジョブズのスタンフォード・コメンスメントをうっくんがまた大阪弁に訳していたのでシェア。大阪弁だと違う響き方です。沁みる。


公立学校では、飛び抜けて頭が良い俊才もいれば、根っから勉強が苦手な子もいる。
所得階層もバラバラでいろんな価値観が雑多に玉石混淆な状態を呈してる。

安河内さんが「英語なんて言葉だ。やれば誰にでもできる」って言ってたけど、そうじゃないと思う。

でもうっくんのいうように、人には必ずその人に得意な領野もある。
往々にして、それは常人には考えられないようなことであったりする。
目を広げれば、梅原のような人は一例にしかすぎないことにすぐに気がつくはず。



苦痛を感じながら勉強をするくらいなら、一度の人生自分がとことん突き詰めたいことに時間を投下し続けることが光を手繰り寄せる一番の近道な気がする。



このTEDトークは心に響きます。
三要素のうちの最後、「Authenticity(自分に忠実であること)」これを片時も忘れないことが大切なのではないでしょうか。



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