Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2012年11月12日月曜日

読書『グアルディオラのサッカー哲学』フアン・カルロス・クベイロ著


バイトの休憩時間に読みました。

グアルディオラ(愛称ペップ)は選手時代にはクライフに見出された後、持ち前のインテリジェンスとエレガントなプレースタイルでバルサ・スペイン代表で活躍しました。

引退後はバルセロナのBチームの監督を務め、持ち前のリーダーシップ、カンテラからの生え抜きというバルセロナリズムの継承者としてAチームの監督に抜擢されます。

そんな彼の規範、戦術、人格、サッカー哲学に迫ったのが今著。

ペップは13歳のときに、バルセロナのカンテラに入団します。
そのときの彼の胸は心踊っていて、その感激ぶりが伝わってくるのが、その時に彼が母親に言った言葉です。
「母さん、これから毎朝起きる度に窓を開けて目に入るのが、このカンプ・ノウだよ」
ペップは就任当時、まだ40歳を迎えていないサッカー界ではかなりの若監督でした。
周囲は経験不足などを懸念しますが、就任初年度からそのような不安を払拭します。
クラブワールドカップを含む6冠を成し遂げるのです。 
彼の特徴のひとつは彼が無意識にしろ、有意識にしろ「ピグマリオン効果」を利用している点です。それは「仲間や他人に対して期待をかけ、力を引き出す」効果のことです
経験と知識は、時間とともに獲得することができる。しかし、物事に取り組む姿勢を劇的に変えることは不可能ではないが、簡単なことではない。それを行うには環境と強い意志が必要になる。
と、本著にパーソナリティ鍛錬の難しさを既述した点がありますが、これには100%同意です。
ペップはカンテラからバルサ一筋でそのキャリアを歩んで行きました。(後に海外クラブへの移籍もしますが、それらも監督としての素養を育むのに有益でした) 

彼の言葉で印象的だったものを二つだけ紹介したいと思います。
「サッカーは、机上で戦術論を語るよりも感情的なスポーツであり、非常に複雑である」
「サッカーで最も大切なのは、才能とそこに情熱があるかどうかだ」 
彼の今後の去就が大いに注目されます。

【参考】ともに5日前の記事です。
・「グアルディオラ氏、チェルシー指揮官就任を検討?
・「グアルディオラ氏の代理人がACミランと接触、伊紙報じる

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