Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2012年11月11日日曜日

理想の父親像とは


これまで長い間、飲食店で働くなかで多くの家族連れのお客さまを接客してきました。
どのファミリーにもそれぞれの空気であったり、コミュニケーションのかたちがあったり、それはそれは十人十色で本当に興味深い。
今日も何組かの家族が訪れた中でフト思ったので、書き残しておこうかと。
(バイトをしていると普段考えないようなこと。お客さんとコミュニケーションをする中で、お客さん同士のコミュニケーションを遠目に眺めている中で、学ぶ機会が本当に多いです)

法則とまではいかないまでも、お父さんが寡黙で、厳格な場合、往々にして家族全体に重い空気が充満していて、家族内での会話が少ない。
反対にお父さんがおしゃべりで多弁な場合、家族もたのしそうにひたすら会話に夢中になる。
やはりどの家庭も中心は基本的に大黒柱であるお父さんがいて、それを取り囲むかのようにお母さんや子どもたちはそれに準じた行動をとる。
場をつくる空気の換気扇を回しているのはお父さん。

今日、強く思ったのは「少年の心」を持ったお父さん、そりゃもう無邪気にぼくら店員の一挙一動に喜んでリアクションをとるようなお父さん。
その子どもは概して、大らかで明るい性格をしている。
子どもとお父さんというよりも、友達同士といったほうが適切といえるほどに。
その中に「尊敬」が欠落しているわけでは決していなくて、お父さんが上から子どもに抑圧的になるのではなく、対等に、でも鷹揚な態度で接する。

歳をとるごとに、家族をはじめ、複数人からなる集団のコミュニケーション力学に興味を抱くようになりました。

お父さんを歌った唄として、とっさにYellowcardの"Life of a Salesman"とSimple Planの"Perfect"が心に浮かびました。





関連して、というか関係ないですが、バルセロナ・カンテラで活躍する久保建英のお父さんが書いた育児法に関する本を読もうと思います。すんごくおもしろそう。

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